top of page

事例8 Yさんご家族アユタヤの思い出



Yさん50代邦人男性、急死。付き合っている彼女がタイにいた為、年に2-3か月定期的に来タイして彼女と過ごしていたという。

この頃のタイはやたらと暑く、バンコク都内でも場所によって体感温度50度などのニュースが出ていた。

今回借りていたオンヌットのコンドミニアムで彼女と一緒に1か月ほど過ごしていたとの事。

その日は、日課の外での筋トレを終え、部屋に戻って食事を終えてから、胃の具合が悪いと言っていたようで、その日、彼女と外出した際に薬局で薬を購入し飲んでいた。しかし夜、部屋に戻って横になっていると、痛みを訴え病院に搬送途中に死亡。死因は心筋炎。


日本からY氏の母親と姉が夕方到着便で来タイ、空港出迎え後バンコク市内のホテルへ送りチェックイン手配。

翌日、朝にホテルへ出迎えて大使館領事部へお連れし、担当領事よりブリーフィング、こちらで火葬してお骨を持ち帰るということで話をされており、御遺体の確認、葬儀の日程について説明。


大使館にて、病院とY氏の彼女より預かったという荷物の受領。担当領事より指示のあった時刻に合わせて、チュラ大の遺体安置所へ移動。受付にて手続きを済ませ、呼ばれるまで20分ほど待合室にて待機。担当者が出てきて遺体安置してる部屋へ連れられて行き、遺体と御面会。Y氏の母、姉が泣きながら御遺体に声をかける。幾度となくこの状況に立ち会っているが、やはり気持ち的になんともやるせない。

放っておけばまだまだご家族が哀しみ、泣き続けるであろうと思われるが、担当者が「この温度ですので痛みが早く進みますのでそろそろ、遺体を冷蔵庫に戻させてください、御遺体に触れた手はここから出る前に必ず洗ってください」と面会を打ち切り、冷蔵庫へ御遺体をしまう。

哀しみがまだ収まらないご家族を連れて手洗いを済ませ、受付窓口に行き終了の報告。


車を呼び、ご家族を乗せてホテルへ。母親がショックのせいか具合が悪くなって歩けなくなってしまい部屋で休ませる。大使館より、Y氏の彼女が翌日葬儀に参列するのでホテル出発時間を教えて欲しいと連絡が入る。同日、その後にY氏のご家族は彼女とお会いし、こちらでの暮らしぶりなど色々とお話を伺いたい、とのことであったが母親がこういう状況になってしまいキャンセルに。翌日の葬儀が終わってから改めてお話という運びとなる。


葬儀は午後一ということで、午前の遅い時間にホテルにてY氏の彼女と合流。母親、姉を交えてお話の時間を設ける。彼女が撮りためた生前のY氏の写真を見せて貰いながら1時間ほど会話。時間になったので、ホテルより出発し葬儀を行う寺へ。

簡易的な葬儀を終え、棺を開けてY氏との最後の別れ。皆泣きながら言葉をかけ、一緒に燃やして貰う為に故人の服などを入れる。

棺が窯に入れられ窯の扉が閉じられ火葬。翌日の午前の早い時間にお骨上げということで時間を告げられる。名残を惜しむ皆を車に乗せてホテルへ。ホテルのロビーでまた小一時間ほどご家族と彼女でお話し終了。


翌日は朝からお骨上げの為にホテルへ迎えに行き、チェックアウト手続きを手伝い、寺へ行きお骨上げ。

お骨を持って大使館へ行き、遺骨証明の手続き、担当官から日本での手続きなどについて説明。当日の夜便にてご家族は帰国の為、それまでの時間を観光に充てたいとのことで、午前中にバンコク市内観光でワット・プラケオ、ワット・アルン、ワット・ポーを廻る。

また、ローカルなタイ飯を食べたいとのリクエストがあり、ワット・ポー付近のレストランで昼食。午後はアユタヤ観光。有名どころを4-5か所見学し、夕方空港へ向かう。

スワナプーム空港近くのセントラルデパート敷地内のMKレストランにてタイスキを食べ、空港へ。

チェックインを手伝い、出国検査のエスカレーターまで見送り終了。

閲覧数:4回

Commentaires


Les commentaires ont été désactivés.
bottom of page